江戸のファーストフード―町人の食卓、将軍の食卓 (講談社選書メチエ)



江戸のファーストフード―町人の食卓、将軍の食卓 (講談社選書メチエ)
江戸のファーストフード―町人の食卓、将軍の食卓 (講談社選書メチエ)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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100万都市江戸を埋め尽くしたファーストフード屋台!

江戸は造られた首都であった。
よって多くの民が江戸に一極集中し
彼らの多くは食物を自分では調達できなかった。
そのため江戸では初めから外食が盛んであった。
江戸の料理はそんなファーストフードから発展したらしい。

その後、醤油・砂糖・鰹節などの調味料、
酒などの嗜好品の発達によりグルメブームが起き
そして江戸料理が、料理茶屋が発展し、

究極の料理茶屋「八百善」を産むにいたる。
(この経緯は『菊亭八百善の人びと』宮尾 登美子に詳しい)

庶民の屋台と、殿様の高級料亭、
江戸料理はその相互侵食で発展したと思うと興味深い。
江戸の町人になりたい!

うなぎに寿司にてんぷら。代表的な日本食だけど、実は、元々は江戸時代の屋台料理だったそうな。当時のてんぷらは衣がむなやけするくらいぼってりしていて、うなぎは竹輪みたいに筒のまま焼いてたらしいけど。握り寿司なんて、屋台の立ち食いだもんね。どんどん洗練されて、今の日本食の元になったらしいんだけど、当時のものも食べてみたいなあ。

とそんなことを考えてしまうちょっと面白い歴史本。
なんといってもタイトル勝ちです。
本の半分以上は日本食の誕生を、町人や武士の食べ物から考察していく内容なので、微妙に偽りありな気もしないでもないけど、第一章がおもしろいんでイイです。



講談社
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